未来のために その2

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駄文
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そう言って総司は二人の手を取る。 ギョッ、とする気配が二人から総司の手に伝わってきた。 「わ、私は大丈夫!」 「お、俺が行ったって意味がねえ!お前等二人で行かなきゃ……ごふ!」 (……本当に真島君は、今日の、体調が良くないようだ。突発的にこんなに苦しむだなんて尋常じゃない……) 「駄目だよ!ちゃんと保健室に行って、休まないと!」 総司が珍しく声を荒げたからか、二人は何かを言いたそうだったが口を噤んだ。 ずるずる二人を引き摺って保健室に向かったがその間、総司の後ろで二人はごにょごにょと談合している。 総司は、自分にはあまり関係のない出来事だろうからと、側耳を立てるようなことはしなかった。 後ろが少々騒がしいが、この騒がしさも慣れてしまうから不思議だ。 ……あと一年で自分達は卒業だ…… 結城総司は卒業したら、帝王学を学んで、結城財閥の跡をつがなければならない。 でも、総司は跡を継ぎたくはなかった。 彼は、自分で自分のやりたい事を見つけたかったのだ。 しかし、その『やりたい事』はいまだに見付からず。 あるいは、志半ばで挫折し。 ……今日に至っている…… 「……ずっと高校生でいられればいいのにな」 自分にも聞こえない小さな声で、総司は呟いた。

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