未来のために その2

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駄文
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「そんな簡単に聞かないでくれよ」 彼女が出来たとしても、あの堅物の両親にどう紹介すれば良いのか……と総司はげんなりする。 (それ以前に、女性として意識するような人がいないんだけどね) 苦笑いしながら総司はいつも通り、 「出来る訳ないじゃん。僕を好いてくれるような物好きな人がいたらみて見たいよ」 両肩を竦めながら冗談っぽい口調で答えを言うと、 「そうか、よかったよかった」 淳司は相変わらずニヤニヤしている。 翔子も相変わらず俯いたままだ。 「翔子ちゃん、どうしたの?」 具合でも悪いのだろうか、と人の良い総司は心配になってくる。さっきから俯きっぱなしで、一言も発していない。元気が目印の彼女にしては珍しいことだ、と恋愛感情に非常に鈍い総司はそう思考する。 「……ううん、大した事は……」 「実はよ〜、芝田、朝から具合が悪いみたいでよ〜」 翔子の返答を遮って淳司が答える。 翔子は驚いたふうに顔をあげた。 それには総司も驚いた。お世辞にも洞察力に長けているとは言えない淳司が、翔子の容態を的確に把握していたことに。

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