未来のために その2

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駄文
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だが総司は淳司の対応には驚いた。 『お前、財閥の息子だったの?』 こう言われた時はショックだったが、 『今度お前の家に連れてって!決定!決まり!今すぐ行こう!』 まさか即座にこう返答されて腕をむんずとつかまれ、自宅を案内されることになるとは思わなかった。普通、こういうふうにばれると、卑屈になったり、余所余所しい態度をとったりするのだが、彼の図々しい態度は逆に総司にとってかなり新鮮だった。「あ、総司君」 声が聞こえた方角を顧みる。 「やあ、真島君、翔子ちゃん。今から部室に行くの?」 弁当箱を持っている所からするとそうなのだろう。淳司は文学部に在籍していないにも関わらず我が物顔で部室に入ってくる。 こういった堂々とした性格は上に立つ者として必要なものかもしれない、と総司は常々感じている。 もっとも彼のの幼馴染は、 『ただ単にズボラで、いい加減……ようは、図々しいだけよ』 このように一刀両断しているのだが。 しかし、全部で五人しかいない部だから、どうってことないし、と総司は思っている。 「ところでよ〜、総司」 「なに?」 「お前、彼女出来たか?」 (いきなり何を聞くんだ?) 総司の顔は?マークで塗り潰されている。質問の意図が全くわからないようだ。 淳司はにやにやしながら総司を見つめ、翔子はどうしてか、俯いたままだ。頬が少し赤くなっている。

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